ジェンダー論勉強会のお誘い(東京大学・駒場)

 こんにちは、始めまして。文科三類2年のオキタと申します。
 この文章はジェンダー論に興味・関心のある、主に東京大学の学生に向けて書いています。 まずはこの勉強会に興味を持っていただきありがとうございます!企画立ち上げの経緯・日時・内容を紹介させていただきます。

 もともと様々な方向からジェンダー論に興味があり、友人とも討論会が出来たら、と話していたことがありました。今回、瀬地山先生の授業(水曜5限ジェンダー論)がシラバスにあるのを見て、講義の内容に結びつければ、生徒同士でも比較的話しやすくなるのではないか、と考え、この授業と連動する形で勉強会(というより討論会=ディスカッション会)を企画しました。先生とお話して、次回の授業の中で簡単に呼びかけていただくようお願いしました。

 時間は水曜5限の授業が終わった直後、空き教室を利用して、90分ほどを目安にやれればと思います。

 内容は、参加者で相談してもいいと思いますが、基本は水曜5限の授業に出て、講義内容について意見を述べ合う形にしようと思います。雑談に終わってしまわないよう、授業を受けながら、それぞれが論点になりそうなものを書き出してもらおうと考えています。

 希望者がいれば、あらかじめ関連資料を読んできて、小さなプレゼンをしてもらい、そこから討論を広げてもいいかもしれません。その辺は参加者によってフレキシブルに……例えば20ページほど資料を読んでくるガチ組と、特に準備をせずフリーで話す一般組に分かれる、という方式も取れるかもしれません。ともあれ、基本は前知識の必要なし、授業に出ていれば話せるような内容にしたいと思います。

 授業に出ていない人でも、最初にその日扱った内容を簡単に復習してから始めようと考えているので、もし興味のある方はぜひ参加していただきたいと思います。先学期にジェンダー論の授業をとっていた方も歓迎します。

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 ここまで興味を持って読んでいただいたところ恐縮なのですが、一つだけ注意のようなものを書かせてください。
 今日初回の授業に出て、瀬地山先生の面白く沢山笑える講義を聞きましたが、勉強会の側はそれとは異なり、カタめにやりたいと思います。講義を聴くだけと、相手の顔が見える状態で自分が発言することは全く異なる状況で、扱う内容によっては、名誉毀損……という言葉が大げさでも、批難・中傷や個人攻撃となる可能性があると考えるためです。また話した内容を、個人が特定される形で、例えばブログ・SNSなどで公開されれば、当人は軽い気持ちだったとしても、参加者に不快な思いをさせること、強く傷つける可能性も十分にあると考えます。 
 ウェブへの投稿の制限や、またディスカッションの中でも、互いに敬意を持ち、相手の立場や発言を理解しながら(こうした言い方が陳腐で失礼なことだとは思いますが)参加していただきたいと思います。
 最初から不自由を思わせる内容を書いてしまってすみません。僕自身の意見は、これが守られてこそ、自由なディスカッションが出来る、というものです。東大の比率から考えて、男性の参加者がずっと多くなるかもしれません。男性同士が、例えばポルノグラフィーについて、風俗業や売買春について話している中で、自由に女性が発言できる、という景色は、ジェンダー論の勉強会という状況においても、簡単には想像できません。けれど、そうした普段はタブー視されていることについて話し合ってこそ、勉強会が価値あるものになるとも考えます。

 長々と書いてしまってすみません。読んでいただいてありがとうございます。
 質問などありましたら twitter@donkeys__ears)でも、facebookからお越しの方はそちらでも聞いて下さい。
 来週水曜 (4/18)から始めようと思っています。参加希望の方は、授業終了後、教室の前の辺りへお集まり下さい。

 皆様と会える事を楽しみにしています!