芸術ゼミ第九回 芸術と教育 芸術と経済
1:経済 芸術分野に公共投資をする意味
●ビデオ
・限界効用逓減の法則:レモネード
・芸術は→むしろ二回目、三回目の方が良くなる →限界効用逓減が当てはまらない財
・フランスの持っているイメージから受ける恩恵。
・文化事業によって消費が促される、という論
●発表
①限界効用逓減の法則
②正の外部性:「フランス人というだけでチヤホヤされる」
③文化事業=公共事業投資の乗数
→「教育によって」消費が
●「芸術と教育」のイメージ
・実体験
・中学で終わってしまう
・芸術は義務教育でなんとかなるの?
・絵の感想を書かされたこと
・芸術によってなされる教育
・授業で得られる感覚的なもの
・芸術それ自体が教育を内包している 正しく
●教育→1:学校 2:お絵かき教室=習い事 3:ワークショップ 4:師弟関係
→つまりは対象者が先に来る ①学生 ②子供 ③大人 趣味として/仕事として。
●学校
・国連による「芸術」の方向付け
・①芸術作品の知識 ②作品に触れる ③作成する
・芸術の存在意義:必要性とは?
1:基本的人権→文化への参加と教育
2:考える力の育成=想像力
3:教育の質が上がる
4:文化の多様性を教える
●モバイル・ミュージアム
・コンテナ・トラックで世界を巡る (客船)
●芸術鑑賞教育
・芸術教育によるポジティブな側面 →ネガティブな側面は?
・芸術を理解する5つのステージ:記憶などから →最終的には再創造へ
・芸術→社会・政治・宗教と関連性があるもの →「社会」の授業に関連できないといけない。
・光村出版の国語→美術鑑賞教育
●芸術の教育
・知識 VS 感性
・教育→評価
問
・現代美術をどう扱うか
・教える=価値観の押し付けにならないか
・学校で扱う/扱わない=芸術/芸術じゃない
・自由な鑑賞 対 方向付けられた鑑賞
本:リード デューイ アメリア・アレナス
ブルデュー 文化資本の再生産
●●ディスカッション●●
・ジラールとニーチェ 隣人愛と民主主義、平等主義 ルサンチマンの発生
・哲学が行われていないと同じこと→理論が押し付けにならないの?
・国語の採点の基準
・得点を付けられないもの → 教育の中に取り入れられない。
・社会を教える? →ある作品というより、ムーブメント、その要請を考えること。
ex)クールベのレアリスム
・百科全書 ディドロ
・経営を教えること →経験と直感? →分析してみるといろいろと教えることが出来る。
今ブラックボックスと思われている点 実践部分
・知識を与えて評価するのではなく、作品をみたときの物の見方 →言語化する
・感覚・知覚→自分が芸術家になる、ものの見方を見る
→教育のカテゴリーの中にある芸術、 芸術のカテゴリーの中にある教育
・「美術と芸術」が一体化している。
・発話することによってコミュニケーションのツールとしてのもの。
●
・小学生に抽象的な議論をさせる
●
・あまりに多様すぎて、授業の中での対話が成り立たない。リテラシー、志、言語能力の違いで議論が出来ない。
・①知識をまず教えましょう ②感覚・見方
→二つの対立
・美術は答えがない = 答えがないものが美術 = なぞ・問い →哲学が一番近い
・「答えを出さずに教える」
・「一般化できないことも教える」
・芸術教育 →どう芸術にひきつける? ひきつける必要があるか?
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●●芸術と経済●●
・劇団と経済 助成
・劇団:首都圏で2−3000
●劇団の種類
1:商業演劇 2:児童青少年 3:その他・小劇場
●助成
・1990 芸術文化振興基金 公募制=新人が受かったり、伝統がだめだったり…
「優れた作品に支援」
・「市民の判断」が先行する。
1:芸術自体の価値
2:社会的効果
●課題
・なぜ助成を受けるか
・文化に関心が低い人を度外視している
・現行制度の中、芸術団体はどう運営していくか
●助成のあり方
・1 劇団を生かす 直接的 間接的
・2 「顧客層の開拓」
●教育へ
・仏教が入ってきて →神道が他者化された