2012-01-01から1年間の記事一覧

Theatre MERCURY 2011年度新人公演 「さよならを、天使に。」 感想

でもね 会えたよ! すてきな天使に 卒業は終わりじゃない これからも仲間だから 一緒の写真たち おそろのキーホルダー いつまでも輝いてる ずっと その笑顔 ありがとう (放課後ティータイム『天使にふれたよ!』)● 文芸部の6人は、卒業する先輩のために色…

OM−2『日韓アートリレー2012 『希望』感想

コンテンポラリー・ダンスの舞台。ダンスと言うには様々な小道具が使われ、四つの区切りがあるので演劇的でもある。舞台は中心が開いており、壁沿いに大量の本が散らばり、またバスタブとトイレが無造作に置かれている。登場するのは8人。4人は舞台の周囲…

UT-ESS-DRAMA Spring production2012 "Funny Money"

東京大学ESSドラマ・セクション「ファニー・マネー」を観劇。 原作はイギリスの劇作家レイ・クーニー、初演は1994年だそうです。 主人公ヘンリーが取り違えてしまったスーツケースには大金が。スペインに高飛びしようとする彼と、慌てる妻、そこにヘンリ…

劇工舎プリズム 2011年度新人公演 『ユニコーン恋愛方法論』 感想

『いつも変わらなくてこそ、ほんとの愛だ。一切を与えられても、一切を拒まれても、変わらなくてこそ』 ―ゲーテ(『四季』夏の部から) 恋愛を描いた劇ではなく、「恋愛とは何か」を問いかけるいわば「メタ恋愛劇」 突如木から転落してきたTOKIOは、自分が10…

ジェンダー論勉強会のお誘い(東京大学・駒場)

こんにちは、始めまして。文科三類2年のオキタと申します。 この文章はジェンダー論に興味・関心のある、主に東京大学の学生に向けて書いています。 まずはこの勉強会に興味を持っていただきありがとうございます!企画立ち上げの経緯・日時・内容を紹介さ…

『Limits of Control』 (ジム・ジャームッシュ監督) 批評2

Ⅱ:ウィリアム・ブレイクの「クリエイター」 から ランボーの「ヴォワイヤン」へ●裏切り者は誰? 工藤夕貴演じる「分子」が最後にこう忠告する。 「私たちの中に仲間じゃない者がいるわ」 この言葉は、彼女の必死な表情と共に強く印象に残る。この先に待ち構…

『Limits of Control』 (ジム・ジャームッシュ監督) 批評1:LOC as RPG

1:LOC as RPG ●ロール・プレイング・ゲーム >あなた は ギターケース を しらべた >『ギター の げん』 を てにいれた! 映画が始まってしばらくしたころ、「この『たらい回し』をどこかで知ってるな」と感じ始めて、思い当たったのがRPG、特にド…

【東大の学生向け:進学振り分けに関して僕のやった下調べについて】

●おことわり 1:進振りの点数・手続きについてのものではありません。どのような学習が出来るか、ということを調べ、志望先をはっきりさせることが目的でした 2:僕は『教授』にフォーカスした下調べを行っていますが、友人から教えてもらった『シラバスを…

tomorrow―明日―

昨日の『tomorrow―明日―』がまだ心に残っているので少し。 黒木監督の「戦争レクイエム三部作」これは『tomorrow』『美しい夏キリシマ』『父と暮らせば』の順で見ると良いと思う。 「死んだ者の話」「生き残った者の話」そして「死んだ者と生き残った者の話…